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広島本店
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ご家族に知っていただきたいこと
[公開日] 2020.6.1
[更新日] 2020.6.1
ご家族にこんなことを感じる時はないですか?
✔ テレビの音が大きい
✔ 少し離れた所からだと呼んでも気づかない
✔ 大きな声でも聞き間違える
✔ 他人との会話は意外と聞こえている...
当店を利用されているお客さまにも「家族との会話が聞き取りにくい...」と相談に来られる方が意外と多くいらっしゃいます。
じつはこれ、家族だからこそ起こる問題かもしれません。
聞こえに悩みを抱える方にとって、ご家族の協力はとても重要になりますので、知っていただきたいことを下記の3点にまとまてみました。
ぜひ、参考にしてみてください。
難聴になると、不安や自信喪失・孤独感・疎外感などを感じやすくなります。
ご家族のちょっとした思いやりで励まされたり、何気ない一言で落ち込んだりもします。
また、難聴は自覚しにくい為、意外とご本人は自身の聞こえについて問題はないと思われている場合もあります。
ご本人が不自由を感じていない場合、ご家族から一方的に補聴器の使用を勧めてしまう事は、ご本人のプライドを傷つけてしまう事になるかもしれません。
まずは、ご本人に自身の聞こえについて正しく知っていただく事から始めてみるのがいいと思います。そのためには、耳鼻咽喉科補聴器相談医または、認定補聴器専門店へのご相談をおすすめします。
補聴器の効果は使用する方の聞こえの状態によって個人差があります。また、その効果には限界があります。
補聴器は医療機器ですが失った聞こえを回復させるための治療器ではありません。そのため、補聴器に健聴者と同じような完璧な聞こえを求めるのではなく、補聴器を使用していない時と比べてよく聞こえているというプラスαの効果を徐々に高めていくというのが現実的です。
大切なのは、ご自分の聞こえの状態や補聴器の効果を正しく理解した上で、根気強く補聴器を使い続けることです。
1.まずは相手の気を引いてから
話しかける時は、いきなり内容を話すのではなくまず最初に名前を呼んだり、「ねえねえ」「あのね」など注意を引いてから、相手が聞く体勢になったことを確認してください。突然話しかけてしまうと、聞き返しをされる可能性が高くなります。
2.声は距離に反比例して不明瞭になります。
聞こえにくくなると少し離れたところからの会話は不明瞭になりハッキリと聞き取ることが困難になります。面倒ですができるだけ近づいてから会話をするように心がけてください。
3.早口はNG 基本はゆっくりハッキリ
補聴器を使用している方には、できるだけゆっくり歯切れのよい口調で話しかけてください。とくに高齢の方では、若い方と同じように物事をすばやく処理したり、頭の中の記憶をすばやく整理することが苦手になります。そのため、音としては聞こえていても、会話として聞き取れない(理解できない)ことがあります。
4.大きな声は逆効果になる事もあります。
聞こえていないからと言って、耳元で怒鳴るような大声で話しかけると、声が割れたり響いたりして逆に聞き取りにくくなくなる場合があります。これは、補充現象(リクルートメント)という感音難聴特有の症状で多くの高齢者難聴で起こります。
5.単語よりも文章の方が分かりやすい
何度言っても聞き取れない場合は、ただ単に同じことを繰り返さずに、言い回しを変えてみたり、内容が想像できるようなヒントを加えてみてください。「ポスト」というよりも「郵便局のポスト」と言うほうが聞き取りやすくなります。
6.口元の動きが見える状態で話しかける
難聴の程度が重くなるにつれて、耳だけでは十分に会話を理解することが難しくなります。口元の動きや表情などの視覚的情報は会話の理解に大変重要な手助けとなりますので、口元を見ながら会話が出来るよう、できるだけ正面から話しかけるように心掛けてください。
7.1度にたくさんの事を伝えようとしない
1度にのたくさんの事を伝えようとせずに、1つか2つくらいに要点を絞ってお話しすると会話が聞き取りやすく、内容も理解しやすくなります。また、話の話題が急に変わることも苦手な方が多いため、話題を変えるときはあらかじめ話題が変わったことを伝えてあげることもスムーズな会話をするためのテクニックとなります。