補聴器のことなら、広島県広島市中区と広島市安佐北区の補聴器センターアイにお任せください。

広島本店:広島県広島市中区大手町3-1-8(認定補聴器専門店 8-1233)
可部店 :広島県広島市安佐北区可部3-40-18(認定補聴器専門店 18-1523)

広島本店

082-541-3311
営業時間
9:30~18:00
休業日
日曜・祝日
第1土曜日の午後

補聴器を購入する前に知っておきたい7つのポイント

[公開日]2020-06-01
[更新日]2024-11-03

補聴器の全体的満足度は、わずか50%しかないという事実をご存じでしょうか?

この数字は、日本補聴器工業会がスイスの調査会社に依頼して、4年に1度実施している大規模な市場調査の結果です。

補聴器を購入する前に知っておきたいポイントを7つにまとめましたので、これから補聴器の購入をご検討される方は、お店で相談する前にぜひ読んで下さい。

補聴器購入前に知りたい
7つのポイント

  • 聞こえにくいと感じたら、まずは耳鼻科で相談する
  • 補聴器の購入は「認定補聴器専門店」がおすすめ
  • 認定補聴器技能者が常駐しているお店をえらぶ
  • 実際の生活の場で試聴してから購入する
  • 生活スタイルに合った機能・性能・価格をえらぶ
  • 目立ちにくさだけにこだわらない
  • 補聴器に無理なことを望まない

聞こえにくいと感じたら、まずは
耳鼻科で相談をする

加齢に伴う難聴は多くの場合、治療での回復が困難といわれています。しかし、全ての難聴が加齢によるものとは限らず、中耳炎や耳の穴(外耳道)への耳あか詰まりも難聴の原因となります。

そのため、聞こえに不自由を感じたら安易に年のせいと決め付けず、まずは耳鼻咽喉科で治療が可能かどうかを診断してもらうことが大切です。

突発性難聴、耳鳴り、めまい、中耳炎による耳漏などがある場合、補聴器を使用することで聞こえを悪化させる可能性もあります。

治療による回復が無理だとしても、医師から補聴器を使用する上での重要なアドバイスを受けることもできますし、優良な補聴器販売店を紹介してもらうことも可能です。

また、補聴器相談医が作成する「診療情報提供書」があれば、補聴器の購入費用が医療費控除の対象になる場合もあります。

補聴器の相談は「認定補聴器専門店」がおすすめ

認定補聴器専門店は、公益財団法人テクノエイド協会によって、補聴器販売に必要な基準を満たしていると認められた専門店です。この基準には、以下のポイントが含まれます。

  • 専門スタッフの常駐:認定補聴器技能者が常勤し、補聴器の選定や調整・装用指導を行います。
  • 設備の充実:測定機器や補聴器修理設備など、補聴器の調整やメンテナンスに必要な設備が整っています。
  • 医療機関との連携:耳鼻咽喉科の補聴器相談医との連携を基本としています。
  • 適切な衛生管理と記録:店舗内の衛生管理が徹底され、補聴器の調整や修理内容の記録が保管されています。
  • 多様な補聴器と関連用品の取り揃え:お客様の難聴の症状や使用環境に応じて幅広い機種を揃え、関連情報も提供しています。
  • 信頼性の確保:誇大広告や通信販売などの不適切な販売行為を行わず、社会的信頼を損なわない運営が求められています。

これらの基準を守ることで、認定補聴器専門店として安心と信頼のサービスを提供しています。

認定補聴器技能者が常駐しているお店を選ぶ

補聴器を販売しているお店には、認定補聴器専門店だけでなく眼鏡店などの兼業店もありますが、お店によっては、認定補聴器技能者が常駐していない場合があります。

認定補聴器技能者の常駐が義務図けられている『認定補聴器専門店』でご相談いただくのがベストですが、お住いの地域によっては、お近くに認定補聴器専門店がない場合もあると思います。

補聴器相談をするお店を選ぶ際は、認定補聴器技能者に相談ができるかどうか?あらかじめ確認をしていただくと良いと思います。

実際の生活の場で試聴してから購入する

補聴器は使用する環境や相手の話し方によって、言葉の聞き取りや雑音の多さが異なります。そのため、お店の中で試しただけでは本当の補聴器の効果は分かりません。

会議や会合などで聞こえに不自由を感じて補聴器の購入を検討する場合、実際に補聴器を使用して会議や会合に出席してみないと、補聴器が役に立つかどうかは分かりません。

テレビを観ている時に「ニュース番組などのアナウンサーの声はよく聞こえるのに、ドラマやバラエティー番組の出演者の声が聞き取れない...」と感じたことはないでしょうか?

ニュースはアナウンサーがゆっくり・ハッキリ原稿を読むのに対し、ドラマやバラエティー番組では早口だったり大勢でにぎやかだったり、またBGM(音楽)でセリフが聞き取りづらかったりと状況が違うからです。

補聴器を使用した際の聞こえも同様で、周囲の環境や相手の話し方によって聞こえ方は違うため、購入前に十分な試聴期間を設けてあるお店でご相談いただくことをお薦めします。

生活スタイルに合った機能・性能・価格を選ぶ

一口に補聴器といっても1台数万円台の物から50万円以上する物まで、機能・性能・価格は様々です。

しかし、値段の高い物ほど必ずよく聞こえるという訳ではないので、補聴器の選びには注意が必要です。ちなみに補聴器の平均的な価格は、1台当たり20万円前後と言われています。

高価な補聴器ほど機能が多く高性能となっていますが、その違いはどこにあるのでしょうか?

簡単にご説明すると高性能の補聴器ほど雑音を抑える力が強くなり、快適性が向上され、騒々しい場所や大勢での会話が聞き取りやすいよう設計されています。しかし、静かな環境で比較するとあまり違いは感じられない事もありますので、使用環境やライフスタイルに合わせて補聴器の性能を選ぶことが重要です。

1日の大半を静かな家の中で生活する人にとっては、必ずしも高性能・多機能な補聴器である必要はないかもしれません。外出する頻度が高い方や騒々しい環境でお仕事をされている方は、その環境に見合った性能の補聴器が必要になるとも言えます。

目立ちにくさだけにこだわらない

人から気づかれない目立ちにくい補聴器がいい!そのお気持ちはよく分かります!

しかし、小指の先ほどの小さな補聴器、それよりもさらに小さい電池の交換など....本当に使いこなせますか?

手先の器用さに自信がない方は、目立ちにくさよりも使い勝手を優先させる方がいいかもしれません。

補聴器に無理なことを望まない

補聴器は耳を治療したり、若返らせる道具ではありません。いうまでもありませんが、補聴器の効果には限界があります。

無理なことは望まずに効果のある部分を上手に活用することが補聴器と長く付き合っていくコツです。

関連するページのご紹介

こちらのページを読んだ方には、下記のページもよく読まれています。
ぜひご一読ください。